序章:RPG実況の良さ
こんにちは、しょぼんです。
みなさんは好きな作品や好きなストリーマー、VTuberなどはいますか?
自分はRPGのゲームが大好きで、昔から色んな作品をプレイしてきました。
その中でも、2001年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたPS2作品のFINAL FANTASY Xが人生でトップ3には入るほど大好きな作品です。
今回はそのFFXを実況している配信者を題材にこの記事を書いていこうと思います。
なお、この記事にはFFXのネタバレはございませんので、これから配信しようとしている方も安心して読んでほしいです。
最近ではYoutuberという職業が出てくるほど、Youtubeでの配信や動画が一般的になってきております。
現在になってもYoutubeなどでFINAL FANTASY X(以降FFX)を実況するYoutuberが出てきております。
そんな大好きな作品をプレイしている人たちを見ることが筆者は大好きです。
RPGゲーム実況というものは、
・既にプレイしていたリスナーは配信者の反応を楽しめる。
・配信者と同じく初見というリスナーはストーリーを配信者と共に楽しめる。
・RPGというストーリーのあるコンテンツのため、配信者自身が細かなことを考えなくても良い。
という風に配信する上での利点が多数あるんですね。
自身も一個目の利点を存分に味わうために、何十人もの配信者のFFXを見てきました。
もちろん、その中でも配信が面白いと思う人や、この人の配信は見ていてもちょっと微妙だな、と思うものがありました。
今回はその中でも抜きんでて面白いと思える二人のVTuberを紹介していこうと思います。
RPG実況がずば抜けて上手いVTuber2選
FFXという同じタイトルで何十人もの配信を見ていきましたが、この二人は抜きんでて面白いと感じました。
所々いい反応、面白いと思える人は何人もいましたが、最初から最後まで面白く感じ、抜きん出ていると思ったのはこの二人でした。
さっそくその二人を紹介していきましょう。
ホロライブ所属 大空スバル
今やオタクじゃない一般人でも認知されているであろう、アイドルVTuber事務所のホロライブ。
そのホロライブの2期生として所属されている大空スバルさん。
彼女は独特な声とパッションで配信を行っており、RPG配信においては感情移入が強く、また作品内での空気感を読み取る事による考察が優れております。
ハピエン村(ハッピーエンドな物語が大好きな人たち)の村長でありながら、バッドエンド物を多数紹介されて傷を負っていることも多く、配信中にハピエンか否かを読み取っていきます。
彼女のFFX実況は全体的にゲームのキャラクターに寄り添った形になっており、キャラクターの立場や心情を常に慮って発言されております。
物語が進むごとに印象が変わっていき、キャラクターを褒めたり、窘めたり、本当に生きている相手のような対応が面白いところです。
にじさんじ所属 壱百満天原サロメ
ホロライブと共にVTuber事務所として最大手であるにじさんじ所属の壱百満天原サロメ様。
彼女の登場と共に一般人にもVTuberというものが知れ渡ったと言っても過言ではないでしょう。
彼女はお嬢様を目指している一般人であり、お嬢様っぽい口調で丁寧に話をされますが、時には過激なお嬢様のような風にもなっているところが面白いポイントの一つです。
ぶっ飛んだ思考とお嬢様口調の喋り、関西出身ということで自然なツッコミをバシバシと入れていく姿にハマる人も多いのではないでしょうか。
彼女のFFX実況は考察がかなり思慮深く、他の人では至らないところまでキャラクターの心情を読み取っていると感じます。
登場人物に対して配信で語りかけたり気遣ったりしている言葉を聞いていると、ここまで状況と心情を読み取って寄り添える人がいるのかと感動しました。
おそらく初見プレイの人で、これほどまで細かなところに気づき、気づいてほしいところに気づいてくれる配信者は他にいないのじゃないかと思うほどでした。
FFXが大好きな人は壱百満天原サロメ様の切り抜きだけではなく、アーカイブで見ていってほしいと思います。
面白いRPG配信に共通していること
VTuberのゲーム配信を見たいという理由としては大きく分けると3つあると思います。
①その配信者が好きだから
②そのジャンルが好きだから
③そのゲームが好きだから
①に当てはまるリスナーであるならば、何を配信していても見てくれると思うので、今回の記事は特に効果がないと思います。
しかし、②と③のリスナーは、①のリスナーへと変えることができる可能性があります。
ぜひとも、配信者の方はゲームというコンテンツを借りてやる以上、上手い配信、面白い配信をしてほしいとゲーマーの自分としては願っております。
上記で紹介したお二人のFFX実況アーカイブをすべて見せていただき、気付いた共通点を理由と共に紹介していこうと思います。
真似をすることにより、ゲーム配信というものを一定以上のクオリティにできるのかな、と思っております。
ゲームの世界、ストーリーをしっかりと理解する
RPGというゲームはやはりストーリーがかなり重要になってきます。
そもそもロールプレイングゲームという言葉は、プレイヤーがその世界の一人の役割(ロール)を担ってゲームをプレイするというゲームの種類になっております。
すなわち、どれほど自身がその世界に、ストーリーにのめり込めるかという事が大事なんですね。
お二人の配信を見ていても、主人公や他のキャラクターに対しても完全に感情移入しており、時には怒り、時には泣いたりしておりました。
キャラクターだけではなく、世界の情勢や人々の暮らしを慮ったり、一喜一憂している姿が見られます。
その姿を見ることにより、リスナーも一緒に感情移入していくことになると思います。
世界やストーリーをしっかりと理解するために行うと良いことをご紹介いたします。
前回の振り返りを配信のはじめに行う
大空スバルさんも壱百満天原サロメ様もFFXの2回目以降の配信の始まりには前回までのあらすじを紹介されておりました。
しかも、自身の手書きのイラスト付きで行っているため、言葉だけではなくリスナーに分かりやすい形になっております。
また、そのイラスト自身にもたまにツッコミどころがあったりなど、リスナーとのキャッチボールの一助となっておりました。
前回の振り返りをイラスト付きで行おうとすると、思い出しながら内容をまとめていかないといけません。
思い出すという行為は記憶の定着に大きく関係しており、ストーリーや世界観を自身の中に落とし込む形をとることになります。
毎度行うことにより、そのゲームの世界への理解度が高まっていき、ストーリーを進めた際に細かなことまで気づくことが可能になっているのかと思われます。
配信の終わりにその日の感想会を行う
前回の振り返りを配信のはじめに行うことと、ほぼ同じような効果が期待できます。
今日のゲームの進行はここまで、と区切りを付けたらリスナーと共に感想会やその日のまとめを行います。
記憶の定着効果だけではなく、途中から見に来たリスナーへの説明にもなりますし、リアルタイムに進んでいく際には言えなかった気持ちなども伝えることができます。
リスナーはゲームのストーリーを楽しみにしている人もいますが、配信者がその時どう思ったのかが一番気になっているかと思うので、ここでしっかりと整理して伝えるということが大事だと思います。
そして、ゲームに集中してあまりリスナーへの対応をできなかったことを、ここで時間を確保するということもできます。
かなり利点が多いので、終わる時間が焦っていない限りはこの時間があると良いですね。
どういう場面でもしっかりと自身の気持ちを喋り続ける
初めてストーリーを見るというリスナーももちろん大勢いると思います。
しかし、なぜわざわざあなたという配信者の配信を見に来ているかというと、あなたの気持ちや言葉が知りたいからです。
ストーリーだけ知るのであればまとめ動画やサイトなどいくらでもあると思います。
戦闘中、キャラクターの会話中、ムービー中であったとしても自身が思っていることは口に出していくのがいいと思います。
あくまでもその世界観に寄り添って、そのキャラクターと思いやっての言葉であればリスナーも文句言わないと思います。
特に既プレイのリスナーはあなたの言葉や考えを聞きたいがために、そのゲームの配信を見に来ております。
ぜひともあなたの想いを伝え続け、どう変化していくのかを配信に乗せていただければと思います。
ムービー中はコメント欄を見ない
コメントを見ないのであればリスナーがコメントする意味がなくなるし可哀想という意見もあると思います。
しかし、上記の方で書いている通り、配信者自身にそのゲームの世界にのめり込んでほしいのです。
RPGゲームのムービーシーンというものは、制作者が重要と思われる、力を入れているシーンだと思います。
その世界を理解する上での大事な要素などが含まれている可能性がかなり高いんですね。
ムービーを集中して見ることにより、配信者もしっかりとその世界に入り込めると思います。
コメント対応している最中に重要なシーンを見逃していることをリスナーが気付いたとき、既プレイのリスナーはかなり落胆いたします。
このゲームの肝となるシーンとなれば見るのをやめるレベルかもしれません。
キャラクター同士の会話シーンやムービーシーンなどはしっかりとゲームに集中していただき、空いている時間でのコメント対応をするのが面白い配信のやり方かと思っております。
ネタバレ・匂わせについて強く禁止する
RPGゲームを配信する上では当たり前だと思いますが、ネタバレは強く禁止したほうが良いです。
ネタバレだけではなく、匂わせ(もうすぐ泣けるシーンだ、このシーンが後々・・・、など)などもしっかりと禁止したほうが良いです。
ネタバレや匂わせにより配信者自身も身構えたり、先を知ってしまったことによる感動が薄れたりなどが発生します。
配信者と共にストーリーを楽しんでいる初見リスナーも落胆してしまいます。
ネタバレや匂わせは絶対的悪なので、既プレイ者も初見のような気持ちでのコメントを心がけるよう注意を促すことが大事かと思われます。
レベル上げは裏作業で少しだけ
RPGゲームには基本的にレベルという概念があると思います。
配信しているのでストーリーをしっかり楽しむためにはさくさく進めたいと思う方が多いのではないでしょうか。
リスナー側も雑魚敵とばかり戦っている配信よりはストーリーをしっかり進められる配信のほうが面白いと思うのではないでしょうか。
そのため、配信ではさくさくとストーリーを進めていき、その分上げそこねていたかもしれないレベルを裏作業で上げるということが必要になってくるかもしれません。
しかし、レベルを上げすぎてボスが簡単になりすぎても興ざめなので、どれほど上げるかは少し感覚に頼る必要があるかもしれませんね。
そのあたりは既プレイのリスナーとの相談があってもいいかもしれません。
(今のぐらいで大丈夫?もう少しレベル上げたほうが良さそう?など)
再生リストで順番が分かりやすい配信タイトルを付ける
再生リストなどを見たときに、パッと見で5回目や8回目などが分かりやすいようにすることが大切です。
毎配信ごとになにか一言を変更したい場合は、配信タイトルの前半は変更せずに後半だけ変更することをおすすめいたします。
例:【#5】FINALFANTASY X HDリマスター実況 ◯◯を倒すぞ~~!!FFX【ネタバレあり】
例:【#8】FINALFANTASY X HDリマスター実況 ◯◯だなんてどういうこと!?FFX【ネタバレあり】
「この人もFFX実況やっているのか、再生リストから見てみよう」という人が再生リストを見て順番が分からないなんてことが起きないように気をつけましょう。
人気タイトルであればあるほど全く知らない配信者のものでも見に来る可能性が高まります。
Youtubeの整理整頓が大事ですね。
おわりに
今は配信というものは一般人にも認知され、普通のものとなってきました。
そのため、様々な人が配信を行い、同じコンテンツを何千何万人という人が消費しております。
その中から初見の人に気に入ってもらい、ファンになってもらうには大きな武器や幸運がなければ難しいと思います。
今回記事にした内容を実行できていれば、面白いと思える配信の基準は満たせるのかな、と思います。
そして、この記事を見てFF10の実況をやってみようかな、と思ったかた。
ぜひとも実況してください!!
おすすめの方がおられましたらコメントなどで教えていただければ見たいと思います。
面白い実況者の方と出会えること、これから実況しようと思っている方と出会えますように。
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