【第2弾】フロップで特定の役が完成する確率|ポーカー(テキサスホールデム)徹底解説
本記事では、テキサスホールデムのフロップで完成・出現しやすい役とドローの確率を、初級者にもわかりやすく整理します。
第1弾(プリフロップ確率)に続き、ポケットペアのセット、スーテッドのフラッシュ/フラッシュドロー、スーテッドコネクターのストレートドローなどを網羅。計算根拠と実戦的な目安も紹介します。
基礎:計算の考え方(組み合わせ)
フロップは「残り50枚から3枚」。総通り数は 50C3 = 19,600
通りです。
プリフロップでの基礎(52C2 = 1,326
通り、ポケットペア78通り=5.88%など)は第1弾を参照してください。
非ペアハンド(例:AK, QJなど)でフロップにヒットする確率
あなたの2枚が異なるランク(非ペア)のときの代表値です(スーツは不問)。
出来事(フロップ) | 確率 | メモ |
---|---|---|
少なくともどちらかがペア以上 | 32.43% | 1枚も当たらない確率は67.57% |
ちょうど1枚だけペア(「トップペア」含む) | 26.94% | ボード側のペアは含まない |
2ペア(両方ヒット or 1枚ヒット+ボードペア) | 4.04% | AKが両方当たる(AとKが各1枚出る)確率は約2.02% |
トリップス(自分の1ランクがフロップで2枚出る) | 1.35% | XXZ(Zがもう一方のランクでない) |
フルハウス(例:XXY あるいは YYX) | 0.09% | レア |
クアッズ(例:XXX or YYY) | 0.01% | 超レア |
※ 厳密計算:19,600通りのフロップ上での組み合わせに基づく。例)少なくともペア=1−44C3/50C3
=32.43%。
ポケットペアでセット等をフロップする確率
ポケットペア(例:77, QQなど)での代表値。
出来事(フロップ) | 確率 | 計算のイメージ |
---|---|---|
ちょうどセット(スリーカード) | 10.78% | 残り同ランク2枚のうち1枚+他2枚は別ランク |
フルハウス(ペア+自分の1枚) | 0.73% | 自分ランク1枚+他ランクのボードペア |
クアッズ(自分ランク2枚+他1枚) | 0.24% | レア |
セット以上(合計) | 11.76% | セット+フルハウス+クアッズ |
オーバーペアの確率(自分のペアより高いカードがフロップに出ない確率)も実戦で重要です:
ポケットペア | フロップにオーバーカード無し |
---|---|
TT | 30.53% |
JJ | 43.04% |
58.57% | |
KK | 77.45% |
AA | 100% |
※ 例:TTは上に4ランク(JQKA=16枚)。「上のカードが1枚も出ない」=34C3/50C3
≈30.53%。
スーテッド(2枚同スート):フラッシュ/フラッシュドロー
スーテッドはフラッシュ系の上振れが生じます。代表値は次の通り。
出来事(フロップ) | 確率 | メモ |
---|---|---|
フラッシュ完成 | 0.84% | 同スートが3枚落ちる |
フラッシュドロー(4枚同スート) | 10.94% | 同スート2枚+他1枚 |
フラッシュ or フラッシュドロー | 11.79% | 上2つの合計 |
バックドア・フラッシュ(3枚同スート) | 41.59% | ターン&リバーで同スート2枚必要 |
スーテッドコネクター:OESD/ガットショット/コンボドロー
ここでは具体例として 9♠8♠(98s)・9♠7♠(97s)・9♠6♠(96s) を代表に示します(スートは任意の同スートで同値)。
※ ストレート系の確率は「スーテッド/オフスート」で同値です。スーテッドはフラッシュ系が加点されます。
ハンド | ストレート完成 | OESD | ガットショット | いずれかのSD | フラッシュ | FD | FD+SD | FD+OESD |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
98s | 1.31% | 9.71% | 18.12% | 27.84% | 0.84% | 10.94% | 3.54% | 1.24% |
97s | 0.98% | 6.69% | 15.43% | 22.12% | 0.84% | 10.94% | 2.82% | 0.86% |
96s | 0.65% | 3.67% | 12.73% | 16.41% | 0.84% | 10.94% | 2.10% | 0.47% |
用語:OESD=オープンエンドストレートドロー/SD=ストレートドロー/FD=フラッシュドロー。
コンボドロー(FD+SD)はエクイティが高く、アグレッションの根拠になります。
ドローがターン/リバーで完成する目安(実戦用)
フロップでドローを得たとき、どの程度の頻度で完成するか。
代表的な「アウト」数ごとの目安は次の通り(近似ではなく厳密計算)。
状況 | ターンで完成 | リバーまでに完成(ターンorリバー) |
---|---|---|
ガットショット(4アウト) | 8.51% | 16.47% |
OESD(8アウト) | 17.02% | 31.45% |
フラッシュドロー(9アウト) | 19.15% | 34.97% |
ベットにコールするか、セミブラフで打ち返すか等の判断にお役立てください(ポジション・SPR・相手レンジと併用)。
FAQ
Q1. AKはどれくらいフロップでヒットしますか?
Q2. セット狙い(いわゆるセットマイン)は現実的?
Q3. スーテッドはどれくらい価値が上がる?
学習&実戦リソース
確率を知ったら、実戦と復習で定着させましょう。以下のリソースを活用すると上達が早いです。
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