【ポーカー確率シリーズ】第1弾:プリフロップでの手札の強さと確率

ポーカー

【保存版】テキサスホールデムのプリフロップ確率|ポケットペア・スーテッド・AKの出現率を徹底解説

テキサスホールデムでは、ゲームの流れがプリフロップから始まります。プリフロップとは、最初に配られる2枚の手札(ホールカード)だけを見て行うアクションのこと。この段階でどんな手札を持っているかによって勝率は大きく変わります。本記事では、プリフロップでの手札に関する確率(ポケットペア・スーテッド・AK/AAなど)を、初心者の方にもわかりやすく、かつ根拠や計算式まで踏み込みながら解説します。最後に実戦指針・FAQ・学習リソースもまとめました。

はじめての方へ:この記事を読んだ後は、
【第2弾】フロップで特定の役が完成する確率
ポーカーの勉強方法まとめ(初心者向け)
も合わせてどうぞ。理解が一気に深まります。


まずは基礎:組み合わせと計算の考え方

52枚のカードから2枚を引く組み合わせは1,326通りです(順序を区別しない組み合わせ:52C2 = 1326)。

  • 同ランク2枚(ポケットペア):13 × 6 = 78通り
  • スーテッド(同じスートの異ランク2枚):4 × 13C2 = 4 × 78 = 312通り
  • オフスート(異なるスートの異ランク2枚):1326 − 78 − 312 = 936通り

この内訳から各確率を算出できます。以降の表では、「コンボ数 ÷ 1326」を基準にパーセント表示します。


ポケットペアが来る確率

Ks
Kc

ポケットペアとは、同じ数字のカード2枚(例:K♠ K♣)を持っている状態です。

ハンド 確率 計算
任意のポケットペア 約5.88%(1/17) 78 ÷ 1326
特定のポケットペア(例:AA) 約0.45%(1/221) 6 ÷ 1326

特定のハンドを引く確率(AA/AKなど)

Ah
Ad

2枚のホールカードが特定の組み合わせになる確率です。「ランクだけ指定(スーツ問わず)」なのか、「スーテッドのみ」「オフスートのみ」なのかで確率が変わる点に注意しましょう。

ハンド 出現確率 コンボ数 ポイント
AA(任意のスーツ) 約0.45% 6 最強のスターティングハンド
AK(任意のスーツ) 約1.21% 16 AKs4 + AKo12 = 16
AKs(同スート) 約0.30% 4 フラッシュ/ストレートの上振れが魅力
AKo(オフスート) 約0.91% 12 スーテッドよりもわずかに弱い
特定ランクのスーテッドコネクター(例:T9s) 約0.30% 4 ランクを固定した「そのスーテッド1種」
任意のスーテッドコネクター(AKs, KQs, …, 32s) 約3.62% 48 隣接ランク × 4スーツ=12 × 4 = 48
「K♦Q♣」のように具体スーツ指定の1組 約0.075% 1 1326分の1(最も狭い指定)

※ 一般に流布する数値で「任意のスーテッドコネクター=約3.9%」とする表もありますが、AK〜32の隣接12組 × スーテッド4 = 48通りで48/1326 ≒ 3.62%が厳密値です。A2sはコネクターではありません。

同じスート(スーテッド)になる確率

Kh
Qh

「同じスートだから強い!」というのは半分正解・半分誤解。出現率と強さのバランスを正しく理解しましょう。

  • 2枚が同じスート(スーテッド)になる確率: 約23.53%(312 ÷ 1326)
  • 2枚が異なるスート(オフスート): 約70.68%(936 ÷ 1326)
  • ポケットペア: 約5.88%(78 ÷ 1326)

※ 「オフスート=約76.5%」と誤記されることがありますが、ペア5.88%とスーテッド23.53%を除いた70.68%が正確です。

スーテッドはフラッシュのバックドア/ドローが生まれるため期待値がわずかに上がりますが、単体で劇的に強くなるわけではありません。ポジションや相手レンジ、スタック深度と組み合わせて評価しましょう。


強い手が来る確率一覧(早見表)

代表的な強ハンドの出現確率をまとめました(プリフロップ時点)。

ハンド 出現確率 コンボ数 コメント
AA 0.45% 6 最強の手札。基本はレイズ/3ベット
KK 0.45% 6 AA以外には大優位
QQ 0.45% 6 ほぼどこからでも強気に
AKs 0.30% 4 高いフラッシュ/ストレートポテンシャル
AKo 0.91% 12 ノンペア最強クラス
任意のスーテッドコネクター 3.62% 48 マルチウェイや深いスタックで価値上昇

実戦での使い方:プリフロップ指針のヒント

  • レンジの基準を作る: BTNやCOではスーテッドブロードウェイ(AK/QJ/KQなど)小〜中スーテッドコネクターを適度に採用。UTG/EPではレンジをタイトに。
  • スーテッド=自動コールではない: 出現率23.5%は高めですが単体の勝率は限定的。ポジションが悪くシングルレイズに対してはフォールドが基本の場面も多い。
  • 3ベット・4ベットはコンボ管理で: AA/KK/QQ/AKsなどは価値。AKoや一部のスーテッドブロードウェイをバランス用のブロッカーとしてミックス。
  • スタック深度と相手タイプ: 深いほどスーテッド・コネクテッドの相対価値↑。ショートではハイカード強度を優先。

よくある質問(FAQ)

Q1. スーテッドだとどのくらい強くなりますか?
 一般に同ランクのオフスートと比べて、数%ポイント程度の勝率上昇に留まります。最も効くのは同スートのA(ナッツフラッシュの可能性)や、コネクターでのストレート/フラッシュの両ドローが走る展開です。
Q2. 任意のスーテッドコネクターの確率は?
 AKs〜32sの12ランク×4スーツ=48コンボで、48/1326 ≒ 3.62%です。
Q3. 「K♦Q♣」のように完全指定した場合の確率は?
 コンボは1なので、1/1326 ≒ 0.075%です。

💡おまけ:覚えやすい確率の豆知識

  • AAは約220回に1回(0.45%)
  • ポケットペアは17回に1回(5.88%)
  • スーテッドは約4回に1回(23.53%)

学習&実戦リソース

確率を知るだけでなく、実戦で体験すると理解が早まります。以下の学習&遠征準備リソースを活用しましょう。

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