ポーカーを始めたばかりの頃は、ルールを覚えることで精一杯。そして、プレイを重ねていくうちに「なんで勝てないんだろう?」と疑問を持つことも多いですよね。
今回は、ポーカー初心者がよくやってしまう10のミスを紹介します。自分が当てはまっている項目があれば、そこから少しずつ改善していくことで、着実に勝率が上がります!
弱いハンドで頻繁に参加してしまう(ルースすぎ)
あるある例:
J4やT7などの微妙なハンドでも、とりあえずフロップを見に行ってしまう。
なぜミスか?
こうした弱いハンドでは、強い相手に勝つのは困難。特にポジションが悪いと、相手の反撃を受けやすく、チップを失いやすくなります。
改善ポイント:
まずは「強い手しか参加しない」くらいの意識でOK。プリフロップの参加基準を覚えて、無駄なハンドを減らしましょう。
どんなハンドが強いのか、入るべきハンドが知りたい方はこちらの記事で↓

ポジションを意識せずにプレイする
あるある例:
どの位置からでも同じようにプレイしてしまい、UTGからQJなどで無理に参加する。
なぜミスか?
ポジションが早いほど、後ろにまだ強い手を持っている相手が多く不利になります。
改善ポイント:
BTN(ボタン)やCO(カットオフ)など、遅いポジションでは参加ハンドを広げてもOK。逆にUTGでは堅くプレイするのが基本です。

UTGのオープンレンジ

BTNのオープンレンジ
リンプイン(コールだけ)ばかりする
あるある例:
最小額でコールしてフロップを見ようとすることが多い。
なぜミスか?
リンプでは主導権を取れず、レイズされたときに立場が弱くなります。結果的に勝ちづらい展開になりがちです。
改善ポイント:
プリフロップで参加するなら、基本はレイズで。強く入ってプレッシャーを与える意識を持ちましょう。
自分より前にレイズが入っているときはレイズorフォールドで考えるのがおすすめ!
ブラフをしすぎる or しなさすぎる
あるある例:
「ポーカー=ブラフ」と思って毎回ブラフして失敗、または怖くて全くブラフできない。
なぜミスか?
バランスが取れていないと相手に読まれてしまいます。ブラフしすぎても、しなさすぎても不自然。
改善ポイント:
「自分が強い手を持っていそうに見える場面」でだけ、慎重にブラフを使いましょう。
ブラフしすぎると一瞬でチップがなくなっちゃうぞ!
オッズを計算せずにドローを追い続ける
あるある例:
ストレートやフラッシュがあと1枚で完成する!と毎回のように追いかけてしまう。
なぜミスか?
引ける確率と支払うチップのバランス(=ポットオッズ)を無視すると、長期的には損をしてしまいます。
改善ポイント:
フラッシュドローは約35%、ストレートドロー(オープンエンドの場合)は約31%の確率で完成します。ざっくりでも覚えておくと◎。

フラッシュドローの確率

オープンエンドストレートドローの確率
相手のベットサイズを無視する
あるある例:
相手が大きくベットしてきたときも、理由を考えずに「なんとなくコール」してしまう。
なぜミスか?
ベットサイズには相手の意図や手の強さのヒントが隠れています。見逃すと判断材料を捨てているようなものです。
改善ポイント:
「小さく打ってる=ブラフの可能性?」など、サイズにも注目して思考を働かせましょう。
ベット額は状況によって変化させ、相手のベット額にも注意しよう!
感情でプレイしてしまう(ティルト)
あるある例:
運悪く負けてイライラし、その後のプレイが雑になる。
なぜミスか?
ティルト状態では冷静な判断ができなくなり、ミスプレイが増えます。
改善ポイント:
感情的になってきたと感じたら、席を立つ・一旦休憩するなど、メンタルをリセットしましょう。
チップ量を意識しない(スタックに応じた戦略がない)
あるある例:
残りのチップが少ないのに、細かくベットしたり、粘ってコールしてしまう。
なぜミスか?
スタックサイズによって戦略は大きく変わります。特にショートスタックでは判断のスピードが重要。
改善ポイント:
20BB以下では「オールイン or フォールド」を基本に。相手のスタックサイズも常に確認する習慣を。
ボードテクスチャーを無視している
あるある例:
A♠ K♦ 9♠ などのウェットなボードでも、自分のワンペアを信じて突っ込んでしまう。
なぜミスか?
ドローやセットの可能性がある場面では、ワンペアは簡単に負ける可能性があります。
改善ポイント:
「このボードは何が完成しそうか?」を考える癖をつけましょう。ウェット(危険)/ドライ(安全)を見分けるだけで判断が変わります。
常に現状最強のハンドは何かを考えながらプレイすると上達するよ!
自分のプレイを振り返らない
あるある例:
負けた原因を考えず、「運が悪かった」で終わらせてしまう。
なぜミスか?
反省しなければ、同じミスを何度も繰り返してしまいます。上達が遅くなります。
改善ポイント:
印象に残ったプレイだけでもメモしておき、あとで冷静に見返してみると学びにつながります。
1つのミスで終わる可能性があるからこそ、すべてのハンドを大切にしましょう!
まとめ:気づくだけでも成長につながる!
ポーカーは「情報ゲーム」とも呼ばれます。知っているか知らないかで、結果に大きな差が出ます。
今回紹介したミスは、誰しも一度は通る道。でも、それに気づいて改善できるかどうかが成長の分かれ道です。
ぜひ、自分のプレイと照らし合わせながら、一歩ずつ改善してみてください!
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