【小説家になろう】三傑のサッカーは世界を揺らす!【おすすめ作品紹介】

個別おすすめ作品

こんにちは、しょぼんです。

最近のスポーツの世界大会では、野球では優勝、サッカーでは決勝トーナメント進出、バスケットボールも歴史的な快挙を成し遂げており、大盛り上がりな日本ですね。
大谷選手なんかは世界的な大スターになっており、野球を知っている人ならどの国の人でも知っているような選手へとなりました。

今回紹介する作品は世界で通用するようなサッカー選手が生まれ、その生い立ちなどが描かれる作品です。
ただ、最初から才能があったわけではなく、ぶっきらぼうで、人付き合いがあまり得意ではないような、あまり小説家になろうにはいなさそうな青年が主人公の物語です。

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あらすじ

サッカー成り上がりの国士無双話。
ちょっと人とは変わった所があるし、ちょっと人には言えない秘密を抱えてはいるが、概ね平凡な一般人である佐田明。
そんな彼は、実は腐るほどのサッカーの才能をその身に秘めているのだが、周りと上手くいかない性格のせいで、サッカーというチームスポーツからは縁遠い生活を送っていた。
それ故、自分でもサッカーの才能に気付かず、正に宝の持ち腐れ。
しかし、ある時『日本サッカーの救世主』とまで呼ばれる天才ストライカー滋賀槍也と関わりを持つ事になり、その才能を目覚めさせていく事になる。
これは、天才と天才が出会う所から始まるサッカー神話。

スポーツの才能がある主人公の物語だと、幼い頃から周りよりも上手く、「あいつはすごい」ともてはやされているような作品が多いと思います。
対してこの作品では、主人公は怠惰でスポーツなんてやる気はなく、受験勉強しなくちゃいけないんだよっていう状況から始まります。
そして、主人公には二重人格のような、自分にしか聞こえない自分の中にいるもう一人の存在がいることに途中から気付き、仕方なく共同生活(?)を続けている。
しかし、中学最後の球技大会でそのもう一人の力も相まって、見る人が見れば分かるサッカーの才能が露見し始めます。

この作品のいいところは、主人公の才能がすごいところを描くだけではなく、その主人公を動かすために周りの登場人物が必死になって動いている姿がわかることです。
そのため、登場人物が全員役割を持っていて誰が欠けても上手くいかない、ということが分かります。

なぜ周りの登場人物がこれほど輝くかと言うと、主人公の性格がめちゃくちゃに癖が強い!
なぜここまで自分が正しいと信じられるのか、また自身が足りないものを補うための努力を惜しまないのか。
このような自信と揺ぎ無い信念のようなものが足りていないことが多いのかな、と自身を見直す気持ちにもなった

この記事執筆中にもまだ現行であり、完結していない作品のため先がとても気になっております。

登場人物の紹介

タイトル通り、サッカー界で三傑と呼ばれる日本のサッカー界を支えた三人が描かれていく物語となっております。
その三傑プラスαの大事な一人を紹介していこうと思います。

佐田 明

この作品の主人公であり、ひねくれており、自分の考えが正しいと思っており、違う思想に対しては真っ向から対立するような無茶苦茶な性格をしている。
サッカーは少しやっていたが、自身がやりたい練習しかしていなかったためクラブを途中でやめて、それ以降は一切触れてこなかった。
球技大会のサッカーで見事なパスを出したことを滋賀 槍也に見られ、その才能に惚れられることになる。
途中途中で描かれる未来の記事によると、大人になってプロとして活躍しているときもその性格は変わっていないようである。

滋賀 槍也

その世代では最強のFWと名高い一人。
特別サッカーが強いわけではない中学の球技大会で、無名の佐田のパスを見て、その技術に惚れこむ。
イケメンでサッカーが上手く、自分のカンを信用しており、そのカンも当たりやすい。
主人公になんとかサッカーを続けさせようとあの手この手でなんとかしようとしている。
三傑の一人であり、プロに最も近い一人とも言える。

 緋桜 義丸

三傑の最後の一人であり、高身長で俊敏な動きができる。
フィジカルモンスターであり、1対1では最強の一人とも言える。
かつてはFWだったが、滋賀 槍也と比べられこのポジションでは最強になれないと言われる。
まだ細かく描かれていないので、これからどのような活躍をするのかが楽しみである。

滋賀 琴音

滋賀 槍也の双子の妹であり、極度のブラコンである。
イケメンでスポーツ万能で、幼き頃から琴音をずっと引っ張ってくれてきた兄の事を尊敬しており、何よりも優先すべき存在だと思っている。
その隣に立っていても恥ずかしくないように文武両道で美少女というスーパーウーマンへとなっていった。
そんな兄が釘付けになってしまった主人公に対して、なんとかしてサッカーをやらせようとあの手この手を兄以上に行っていく。

魅力的なポイント

小説家になろうと言えば無双ものではあるが、この作品はどちらかというと伝記モノとも言えるかもしれない。
主人公は確かにサッカーで特殊な能力を身に着けているが、主人公らしくない尖った性格をしており、純粋に無双していくわけでもなく、黙々と目標に向けて努力を積み重ねていくタイプである。
そんな一風変わったサッカー無双ものとしておすすめをしていきたい。

捻くれた性格の主人公

何度も言っているが、主人公の性格が本当に主人公らしくない。
スタートの時点でも捻くれていて、友達もいないような主人公である。
かなり捻くれているが、どこか共感できるポイントもしばしばあるところが憎めない。
そして、なぜそこまで自分が信用できるのか、または他人を信用できなさすぎるのか、不思議なぐらい自分が信じたことに真っすぐである。
エゴを突き通せば道理になるということを体現していく主人公である。

魅力的な登場人物

主人公の周りにはかなりハイスペックな登場人物が出てくる。
特に一番関りが深くなる、滋賀兄妹なんかは美男美女でスポーツ万能という最強スペックである。
なんならこの二人のどちらかのほうが主人公に相応しいとまで思ってくるほどだ。
この作品は伝記的な形で描かれている場面もあるため、過去を振り返る未来のサブキャラなども登場する。
そのキャラクター性もしっかりと描かれており、生きている人物を感じさせられる点もおすすめできる。

絶妙な青春具合

普通の作品であれば、ここから恋愛展開に入るだろう、という場面でも主人公の捻くれ加減からそうはならない。
将来的にはなってほしいとは願っているが、良い意味でも悪い意味でも一貫している主人公である。
恋愛要素の青春よりも、スポーツ的な青春具合のほうがより感じられる作品である。
サッカーに関して詳しくなくても、読んでいて場面が想像できるのも良い作品である証拠であろう。

こんな人におすすめ

・サッカー小説が読みたい
・主人公ばかりが強いものは飽きた
・恋愛要素よりもスポーツ要素強めのほうが好き
・サポート要素の強い主人公が好き
・黙々と練習するタイプの主人公が好き
・有能な主人公以外の登場人物が好き
・日本サッカーに希望が持ちたい
・サッカーが好き

読者の感想

「三傑のサッカーは世界を揺らす!」読んだ!
スポーツもの小説じゃ一番面白かったです。三傑という設定がなんか好き。ただ更新が遅いのだけが気がかりです。
https://t.co/evsamLupHz #narou #narouN1866FW

— 天野雪人@執筆中・・・ (@amanoyukito) May 22, 2021

三傑のサッカーは世界を揺らす! https://t.co/80cxv4hUIT #narou #narouN1866FW

ブルーロックを読み、サッカー熱が沸騰中

なかなか、ロマンあふれる作品

更新がゆっくりなのが残念だが、サッカー小説としてはとても面白い作品

— しきち (@masato_uzumaki) October 9, 2022

リンク

小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n1866fw/

おわりに

今回はスポーツ系小説より、三傑のサッカーは世界を揺らす!をご紹介しました。
この作品を見つけて一気に最新話まで読んでしまいました。
感想にもあるとおり、ゆっくりとした更新のようなので続きが気になって仕方ないです。
このような面白いスポーツ系小説もいっぱいあると思うので、どんどん発掘していきたいと思います。

それでは、皆様の感想もお待ちしております!

三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)
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